僕は大学卒業後のフリーターから初めての就職、20代と30代の転職、合計3回転職エージェントを利用しました。転職エージェントって小さいところも入れると20社以上あります。
転職を検討している人は、結局どの転職エージェントを使えばいいの??? と迷っちゃいますよね。
たくさん登録しても、働きながら転職エージェントとの面談、履歴書・職務経歴書の作成・修正などほんと管理が大変。さらに転職エージェントによって得意な求人が異なるので、どの転職エージェントに登録するかは転職を成功させるうえで大切です。
僕のスペックは、地方大学卒業、ニート歴あり、零細企業勤務、そこそこコミュ障、辛いことあるとすぐ資格取得に逃げる、基本保守的ななまけ者
僕は3回目で大手上場企業へ転職を成功させています。しかも年収大幅アップでね。
よく中小企業から大企業へ転職はできない、過去の職務経歴が一番大切、転職は35歳まで、転職すると年収が下がる、などなど言われるけど、実体験をもとにリアルな転職情報をお伝えしたいと思います。
転職エージェントは求人を紹介してくれるだけではありません。求人動向、面接日程の調整、模擬面接の実施、面接官のタイプの情報、年収交渉などたくさんのサポートをあなたに無料で提供してくれます。求職者にかわって面倒なことを全てやってくれるので、あなたは応募書類の作成・面接の準備に集中できますね。たくさんのメリットがある転職エージェントですが、注意点を意識しておくと、転職活動がもっとスムーズになります。
転職エージェントを利用する前には、一般的に転職エージェントの担当者と面談します。求人企業へ話した内容がそのまま伝わるわけではないので、職務経歴、学歴、資格、転職理由などは正直に話しましょう。ここで職歴詐称などをするとすべての信頼関係が崩壊し、転職活動も終了です。
転職エージェントはあなたの転職が決まらなければ1円の報酬も発生しません。ただ働きです。自分の希望を明確にしておかなければ、内定が出やすい会社へ押し込まれてしまうなんてこともおこりかねません。
転職エージェントによって、保有している求人・得意な職種など異なります。さらに素人の担当者もまれにいるので、あなたとの相性も含めて複数社登録したほうが安全です。
応募書類の誤字、脱字は誰もチェックしてくれません。完全に自己責任です。
よほどのエリート、希少人材でない限り直接応募にメリットはありません。会社が転職エージェントに求職者の年収の3割近い報酬を払うのは、実質的に転職エージェントが1次面接の役割を担っているからです。
多くの場合は、求人会社があなた以外の選考を優先させているから。つまりあなたは保険にされています。転職エージェントに八つ当たりしなようにね。
内定が出ると通常1〜2週間以内に承諾するかどうか返答しなけばなりません。転職エージェントは転職が決まらなければ報酬が発生しないため、承諾するよう急かしてくるかもしれません。入社する意志がなければ、きっぱり伝える勇気を持ちましょう。
僕がもし最初に知っていれば転職活動をもっとスムーズに進められたポイントを紹介します。僕は何とかなると思って手を抜いてしまい、何とかならなかったので、あなたには同じ失敗をしてほしくないですね。
転職エージェントは、営業・IT・管理部門などオールマイティに求人を紹介してくれる総合型、エンジニア・管理部門・コンサルティング等の特定分野に強い専門型に分けられます。転職希望の職種が絞られるほと、専門型の転職エージェントがおすすめです。僕は管理部門・USCPAの軸で転職活動をしたため、管理部門&有資格者に強いMS-Japanを利用しました。
評判の良い転職エージェントを利用しても、転職活動を一緒に進める転職エージェントの担当者が入社1年目の新人ということがあります。僕は実際1年目の担当者にあたってしまい、「不明点があれば応募先企業にお問い合わせください。」と言われたこともあり、絶句してしまいました。結局、その転職エージェントは利用せず、別の転職エージェントを利用しました。
どれほどあなたが優秀でも、求人がなければ応募すらできません。求人は退職者の増えるボーナス支給月後(6月、12月後)、新年度スタート4/1前に増加する傾向があります。
創立100年とか歴史のある大企業ほど中小企業→大企業への転職は難しくなる現実があります。これは能力以前に、20代→新卒採用で人員不足を補えばOK、30代→採用失敗リスクを負ってまで採用メリットなし、という現実があります。
大企業に入社したいのなら、設立後10〜20年程度の大企業に絞った方が転職活動はうまくいきます。特にIT企業であれば職歴・資格等が評価される確率は間違いなく高まります。
転職エージェントからアドバイスされた求人応募の優先順位は、①日系企業→②外資系企業→③コンサルティング企業
①日系企業は応募のタイミングが命。条件の良い求人には応募が殺到して、突然募集終了になってもおかしくないから、ピンとくる求人には即応募すべし。
②一部の企業を除いて、日本撤退の可能性、親会社が外国企業なので日本法人に裁量なしのケースもあるので注意が必要。長く働くことを想定しているなら慎重に検討しましょう。
③プロジェクト毎に求人を出しているので、継続的に求人がある。好景気なら焦って応募する必要はない。
僕は①日系企業を優先して応募して内定をもらい、外資やコンサルティング会社へ応募することなく転職活動を終了させました。
転職エージェントは求職者からではなく、求人を出している企業から「求職者の転職がきまれば年収の3割程度」の成功報酬をもらいます。
そう、転職が決まらなければ1円にもなりません。本気で転職活動をしないと、すぐに相手にされなくなります。よく、転職エージェントから転職サポート期間は3ヵ月と言われることが多いのはこのためです。
面接は現場担当者・責任者+人事でおこなわれますが、まれに人事のみの面接があります。僕はこの人事のみの面接がすっごく苦手で、全て落とされました。リクルートエージェントの担当者さんに教えてもらいましたが、人事のみの面接では、”会社の雰囲気に合うか”というフワッとしたことをチェックされているそうです。現場担当者・責任者を含めた面接では”実務能力”、人事部のみの面接ではあなたの”笑顔”、”雰囲気”、”声のトーン”などがチェックされます。
もっと前に知っていればなあ・・・
社会人の転職であっても、面接前にSPI受験の受験が求められることがあります。SPIの試験内容は高校生レベルだから難しくはない。しかし高校卒業後10年以上経過すると、対策無しでは得点率5割ってこともあります。
得点が低いとあっさり足きりで不採用になるので、サボらず最低3冊参考書を使って対策しましょう。ほとんどの企業で、8割の得点で足きりは回避できるし、SPIの結果は他の企業への応募に使い回しできます。
いくら英語ができます、苦手ではないと言っても残念ながら面接官には伝わりません。TOEICの得点=英語力と判断される日本では、TOEICスコアを持っていることは必須。
過去問で数ヵ月対策をすれば600〜800点くらいのスコアは取得できます。TOEICすら勉強できないなら、転職活動はあきらめたほうがいいね。
「あなたは○○○が得意ですか?」、「あなたは○○○が苦手ではないですか?」など性格に関する検査を受けることがあります。この検査にはウソをついていないかチェックをする問題がいくつも含まれているため、正直に受けないと、虚偽性ありとして不採用になるリスクがあります。自分を良く見せようという気持ちがあると、意図せず回答に矛盾が発生してしまうので注意しましょう。
僕は中小企業から誰もが知る大企業へ転職を成功させました。もちろん年収も大幅アップしています。会社の同僚の反応はというと、やっぱり驚いていましたね。なんでお前が・・・、って感じです。
転職してちょっと落ち着いたので、転職のきっかけ、転職成功のポイント、その後のキャリアなどリアル転職体験を紹介します。あなたのキャリアアップの参考になればうれしいです。
僕の勤務先は利益が1000万円もない大手企業の子会社でした。全ての要職は親会社の天下りで占められています。業績は長期低迷していて、今後成長する可能性はなし。社内には閉塞感しかありません。
「突然なんだけどね、俺転職することになったから。面接受けたらとんとん拍子に内定もらっちゃってね。」こう言い残して、僕の同僚が超大手コンサルティング会社へ転職してゆきました。
ちょうど求人倍率が1.5くらいまで回復してたし、「あいつが転職できるなら、僕だってやってやるぞ!」そう決意しました。子会社の社員という立場で、親会社社員にバカにされたり、卑屈になっていた自分を変えたいと気持ちもあったなあ。
今回の転職で、大企業への転職が絶対条件でした。子会社はガラスの天井があって、自分の努力ではどうしょうもない環境を心底変えたかったんだよね。
僕のスペックはこんな感じ。
国立大卒・ニート期間あり、中小企業勤務、経理・監査・税務・経営管理の実務経験10年、USCPA合格、英語力中級
登録した転職エージェントは2社、総合系のリクルートエージェントと管理部門に特化したMS-Japan。
30代中小企業勤務の人間がどれ程評価されるのか? 転職エージェントとの面談が正直怖かったよ。
まずは情報収集のためリクルートエージェントの担当者と面談しました。最大手だけあって求人数・担当者の質もピカイチ、ここは外せません。職種・年齢毎のキャリアパス説明、日系・外資系企業の特徴、大企業への転職の可能性など参考になりました。
僕がこだわっている大企業への転職は率直に言って非常に厳しいそうです。これは単純に大企業→大企業への転職希望者数が多いため。しかし、大企業出身者が大企業への転職が成功するとも限らないそうだ。
つまり、
中小企業出身+実務経験(10年)+資格+英語力>大企業出身+実務経験(5年)
このような求人、他の求職者の応募状況に当てはまればチャンスはあるようです。めっちゃレアじゃねえ?
まあ、リクルートエージェントでみっちり情報収集できたことはとてもよかった。
次に管理部門に特化しているMS-Japanの担当者と面談。最終的にUSCPAの資格を評価してくれる求人の多かったMS-Japanで転職活動をすることにしました。
「監査法人、コンサルティング会社は1年中求人を募集しているので、事業会社を中心に応募しましょう。事業会社の良い求人はタイミングを逃すとなかなかありません。」とMS-Japanのコンサルタントにアドバイスされ、長く働ける事業会社の求人に応募することにしました。
MS-Japanは管理部門に特化しているだけあって、紹介された企業は大企業ばかり。
日立、オリンパス、エーザイ、SBIホールディングス、日本板硝子など全15社。
書類選考:10/15社 通過
1次面接:4/10社 通過
2次面接:1/4社 通過
転職活動期間は1.5ヵ月間、仕事があるので面接の日程調整が大変だったなあ。
最終的な内定は1社だけ、でも誰もが知る超大手企業。年収1000万円(stock option含む)、福利厚生も抜群です。企業文化、仕事の進め方、難易度が違うから中小企業→上場大企業へ転職は無理に近いと言われてるけど、実務経験+USCPAの両方があったからこそ内定をいただけました。
なみに、僕はUSCPA予備校のアビタスで勉強して、働きながら2年で最終合格しました。アビタスでは、「インプットは日本語、アウトプットは英語」なので、英語が苦手でも日本語に完全対応したオリジナルテキストを使って知識のインプットが効率良くできるのでお勧めですよ。
>>USCPA予備校アビタスの資料請求は60秒で完了!無料セミナーも毎月開催、参加者には書籍を無料プレゼント中
ヒェッー!、仕事キッツい!
毎日叫びそうになります。けど後悔は1ミリもありません。むしろ難しい仕事に挑戦する喜びのほうが大きい。昔は子会社の身分なので諦めるしかなかったけど、今は希望の仕事と収入の両方を手に入れることができたのだから。
転職を成功に導いてくれたリクルートエージェントとMS-Japanさんには本当に感謝しかありません。
僕はいろんな子会社でいろんな悔しい経験をしつつも与えられた環境で必死に努力して、働きながらUSCPAの資格を取得し同時に英語力の強化もがんばりました。
自分のキャリアに迷いや不満があるのならば、ほんの少しの勇気と行動で人生を大きく変えられるかもしれません。あなたもリクルートエージェント、MS-Japanの無料カウンセリングを受けてみてはどうですか?